2022年10月22日

2022/10/22 令和4年台風15号(静岡市駿河区・清水区)

最終更新: 2022年10月28日

報告者:加藤直機 

メンバー:真栄城さん、瀧山さん、鈴木さん、一般ボランティア2名、トさん、赤池さん、加藤

駿河区のいちご農園を経営されていた方のお宅で、先週、送風機を設置しておいたお宅。
 
到着して早速養生開始。畳を運び出して床板を剥がすと分厚いチョコレートのような状態の泥が。
 
先週から回していた送風機の効果!?
 
根太に養生を施そうとしていた時に、新兵器登場!!
 
養生テープの超超ワイド版!(なんと、真栄城さんの私物)これで根太の養生のじかんをかなりスピーディに終えることができました。

モグラは真栄城さんと女性3名。皆さんどんどん奥に入っていかれます。とても頼もしかったです。
 
一般ボラの方とトさんと私は潜らなくても取れる範囲の泥の塊を取って土嚢袋に詰めては外に出す作業を繰り返しました。

午後からは僕もはじめての不織布スーツに身を纏いほんの少しだけ体験し、皆さんの見てる風景を感じることができました。僕以外の強者の方々はどんどん進み続けて作業していただいたおかげで、終わらないと思っていた床下の泥出しを終えることが出来ました!
 
皆さんすごい!!ありがとうございました。

最後に清掃をして家主のおばあちゃんに明日も来るからとお伝えして1日目の作業を終えました。

報告者:山田

メンバー:林さん、あゆさん、三城さん、下條さん、中村さん、山田(報告者)  天候:晴れ

清水区でのボランティア活動を、午前と午後で2件行いました。

●午前 高橋町

床上浸水で、およそ床から60cm程度の浸水。
 
ご自宅近くの巴川が氾濫したのではなく、裏の用水路?が氾濫した模様。

リビング、ダイニング、脱衣所など、外壁のみを90cm程度の高さで壁紙・プラスターボード剥がし。
 
床の養生のためのブルーシートロールが足りず、ビニールのロールなども使って対応。
 
壁をマルチツールやカッターなどを使って壁を切り取り剥がしました。
 
床の間の飾り棚は、隙間からプラスターボードを外せず挫折…残念。
 
コーナーのフリーハンドでのカットはなかなか難しいですね。
 
ユニットバスの脱衣所側にも断熱材が入っていることがわかりましたが、大工さんに確認していただくようにお伝えして作業はしませんでした。
 
作業後はブルーシート等養生を撤去、雑巾がけをして終了。

●午後 鳥坂
 
事前に押し入れのみビニールで養生。
 
畳は上げて床のコンパネをバールを使って二部屋分はがし、布基礎の土の上の防湿シートの残りも撤去。
 
根太に残った釘は既にさびているため、根太に倒し手打ち込み。
 
家の裏の少し奥にある山の側溝に埋めて使っている部材自体が崩壊、水が道にあふれ出し、川のようになって住宅を襲った模様。
 
不幸中の幸い、山は竹林で根が土を守って土砂崩れにはならず、床下には泥の堆積はほとんどなかった。水があるときには、依頼主は家におらず、水が引いた後に戻ったため、どこまで水が来たかは不明。
 
それにしても水の力は恐ろしいですね。

それにしても、非常に無駄のない、協調性のある作業で、午前も午後も、ご依頼主の皆様の助けになったに違いないと思いました。

報告者:木曽

清水区弥生町にて活動してまいりました。
 
メンバー:原さん、小島さん、まいまい、ともかさん、木曽です。
 
ともかさんは沼津の水害で被災された経験があり、愛知人も大変お世話になったお宅の娘さんです。

今回、静岡市で愛知人が活動することを聞いて参加を決めたとのこと。本当にありがたいことですね。

本日の案件は先週の床下泥だしからの継続。
 
床下の吹き上げと床板の取付けでした。
 
床下はカビと浸水時のゴミが付着していたのでブラッシングをしたのちにハイターで拭き上げ、
 
床上も同様に根太などを拭き上げました。
 
また、床板は外した時の番号や順番がわからずパズルに苦しみましたが、なんとか正解を見つけてビス止めして完了です。※今回、ともかさんにはインパクトデビューしていただきました。

途中、家主さん(のご親族)が被災証明を取りに行くとのことで外出されました。
 
実は被災証明の発行が進まない=現状保管しとかないと証明にならないのでは?=手が出せないことで案件が上がってこないというジレンマに陥っています。
 
実際には弥生町のこの地区一帯は低いところがあり、床上まで浸水したお宅が複数件あります。社協の方もポスト活動はしていると思いますが、ちゃんと話を聞いてあげないと案件はなかなか上がりません。活動の合間に近隣のお宅で清掃や片付けされている方にも積極的に声掛けしたところ、ちょっと連絡してみようかしらとおっしゃっていただけました。早く手が打てることを祈ってやみません。

    28