2017年6月3日
ダウボランティアセンターで赤池さんと共に仲間たちを引っ張ってきてくれた
レスキューアシスト代表 中島 武志 氏
武ちゃんの講演会でした。…
愛知ボランティアセンター主催
中区災害防災訓練プレ学習会
「発災直後の避難所運営と
被災者でもある地域住民について考える」
と、難しい題目なんですが、
内容は
愛知ボランティアセンター代表 久田さんと
武ちゃんのトークセッション。
そして司会は、小牧社協 武内くん。
熱いトークセッションの約3時間。
その中には、熱い熱い思いの話も笑い話もありで!
武ちゃんの今までの経験で得たこと
避難所立ち上げに必要なこと
現場で感じてきた思い
地域性、これからのこと
書き出すと凄く長くなってしまいます。
少しまとめて抜粋します。
・その場所である資機材を使っての工夫
・避難所に避難されている方も一緒に避難所運営をしていく
・避難されている方たちが自分たちの地域のことを一番よく知っているので、情報を共有
・衛生面には配慮が必要
・避難所に避難されている方だけでなく、車中泊、自宅避難生活、の方にも幅広く目を配る
まだまだ伝えたいことがたくさんあります!!
もっともっと聞きたい方は、武ちゃんを招いて話をたくさん聞いてくださいね(^^)
byせっちゃん
★【災害復旧支援隊 リーダー幡さん】がまとめてくださいました★
熊本震災以降、避難所運営と、サテライトのボランティア受け入れセンターを運営してきた「武ちゃん」こと、中島氏の講演。
簡単だけれど、キーワードを抜き出して、纏めてみた。
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【発災後の初動で、被災者の欲しいもの】
・情報
・嗜好品
・暇つぶしアイテム
【得られない/与えられない物】
・外国人医療チームは、チームの自国の薬を処方できない。
⇒ 対策・家族の薬リストを常備する
・医療系詐欺の発生
⇒ チームを組む/任せる前に十分な確認
・被災者のやるべき事をボランティアがやってしまう事の弊害
⇒ 仕事を奪ってしまう
・役所からの避難所への指示・連絡がない
⇒ 避難所へ取り残される
・指定避難所/指定避難所外の格差
⇒ 支援物資の入手および情報伝達
※災害支援救助法
:指定/指定外に限らず救済活動は可能
:その場所を、指定避難所へ登録
:必須要件
:避難所にいる人員の員数
:性別/年齢/構内・外
【避難所運営の円滑化】
・支援物質の内容を正しく伝える事でパニックや不満を防止する。
・避難所運営は、被災者に任せサポートに徹する
:表立って動くのではなく、アドバイザーとして接する
- 自分で行わず人に任せる
- 考える事とやれる事の幅を広げる事ができなくなる
:情報公開と配送メンバーの構成。
- 情報展開はオープンに全体へ行う
- 被災者によるSNS等への自己判断発信の規制も必要
⇒ 支援物資の過剰送付を抑える
⇒ 必要な物リストを一元化
【衛生面強化】
・トイレへの出入りと持ち込み
・お年寄りへの水分補給の徹底
- 口が渇く事で感染率が上がる
・避難所の大掃除と配置換えを行う事で衛生改善・平等化を図る。
・家族構成による品難所エリアの再構築
- ペット同伴 ⇒ 奥
- 一般的構成避難者 ⇒ 中
- 障害/老人 ⇒ 出入り口
- 通路の確保
・避難所への出入りルールを決める
・車中泊,避難所外避難所,ケアセンタ
- 支援物質の供給漏れが発生する
【避難所の情報確保】
・車中泊の避難者数の把握。
- 夜間の避難所でのカウント
・支援配給への声かけ
- 支援配給の二重配給防止の声かけ
- 自宅避難者は、餓死する危険性が-ある
・避難所運営でのリーダーは、任せる事と問題解決への責任を取れる気構え
【避難所運営とコーディネート】
・民生委員
・消防団
・避難所の避難者からの情報
【障害・介護支援】
・専門ボランティア団体の初動が遅れる
⇒ 日々の介護の中で、その人を置いて被災地へ動けない
・障害支援対応ができる場所がない
・福祉避難所が機能しない
- 福祉避難所を二次避難所にした事で、トリアージの判断と区分が出来なくなった
- 一次避難所に福祉避難所を組み込む
【被災状況のトリアージ】
・全壊/大規模半壊/半壊/一部損壊
⇒ 正規判断として判断に時間がかかる
・応急破壊判定 /赤・黄判定
⇒ 簡易判定 「赤判定」も、全半壊/大規模半壊になるとは限らない
【社協の限界】
・社協による派遣はできない中での対応
⇒ 赤印に対しての社協派遣はしない(できない)に対して、参加者メンバーのスキルで判断