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2024/4/5 令和6年能登半島地震 珠洲市

作業活動件数3件中3件完了

活動場所

午前 1件目 正院

2件目 正院

午後 3件目 宝立

報告者 絹村

正院地区

午前1件目は、正院町お住まいの方のご自宅で活動。お仕事で使う道具の救出をしてほしいとの事。

建物の状況としては、1階が駐車場の三階建て住居1階が崩壊。いつ他の場所が崩壊してもおかしくない危険な状況でした。

そのため、床板をはがして一階部分に入る際には、どの部分に力が加わっていているのか、切断してはいけない箇所はどこなのかを、赤池代表を主体に考えながら作業を進めました。釘の付いた床板、また、チェーンソーなど道具の受け渡しなど、声を掛け合い怪我の無い作業を心掛けました。

同時に、瓦や瓦礫がまだ広がっていたので、ユンボや手作業である程度片付けをしました。

結果、鉄骨などで潰されてしまった道具は諦めざるを得ませんでしたが、多くの道具を搬出でき、K様のお顔にも笑顔が見え「これで仕事頑張ります」との声を頂きました。


2件目

1ヶ月間、富山に2次避難されていて仮設住宅が決まり珠洲にやっと帰ってこられた。お父さんの思い出の品の取り出し作業。

「今朝、仮設住宅に電話がついて、思い出の品を取り出してもらえて、2つもいい事があった!3つ目のいい事もあるかもしれない。」と笑顔で前向きになられた姿が印象的でした。

午後3件目は、宝立地区お住まいの方のご自宅で活動。お子様の思い出の品の搬出依頼。 状況は、2階建て建物屋根部分が横に滑り落ちるように崩壊。2回に上がる階段も瓦礫で埋まり使用不可能。二階に上がるための階段がもうひとつあるも、そちらも瓦礫が多くご自身で探すのは厳しいとの事。

午前中の作業と同じく、倒壊建物からの搬出作業。対象のお品物の回りに多くの荷物があったため、お住まいの方とどんな入れ物に保管していたか、どこの辺りに保管していたのかを随時確認しながら作業を進めました。また、大きな柱が多くあり、苦戦しながらも少しづつ荷物を搬出していたところ、1番大切な物が見つかったとのことで、道具を下に下ろし作業完了。お子様の写真やアルバムが見つかりとても喜ばれていました。また「大きくなったら取って貰ったんだよ」と伝えるとのお声をいだきました。いつかは愛知人の仲間入りかもしれませんね😁

感想

今回の震災を実際に自分の目で見てみて、正直目を背けたくなるような光景が広がっていたのが現実でした。

しかし、その中でも前に進もうとしている被災者の方々、また、全国から集まってきて活動しているボランティアの方々を見て、逆に自分が勇気を貰いました。

お恥ずかしながら、ボランティアセンターではなく、チームに入りたかった理由は、炊き出しやただ瓦礫を運ぶのではなく、災害の最前線で力仕事や危険な仕事を率先して自分がしたかったところにあります。

ただ、赤池代表から言われた、「1番はご飯を提供することだよ、食べなきゃ生きていけないからね」

このお話を聞いて、こんな簡単な事に気づけなかった自分をとても恥ずかしく感じました。また、メンバーの方と話している中で、「最前線は色々なところにある」水道、電気、炊き出しすべてが人のためであり震災の最前線である、自分の中で色々と考えさせられる時間になりました。


また、いつか復興して皆さんと五平餅を食べられるように、これからも活動に参加させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします



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