Aチーム
メンバー 保っちゃん、塩竹さん、野間さん、片岡さん、エイミー、鈴木、殿村
活動場所 珠洲市若山町
報告者 殿村
若山町の国道に面した現場。
元仕出し屋を営まれていた増築増築の家屋で、入り組んだ屋根。外れたブルーシートの張り替え案件。
いつものように、元々の外れたブルーシートを「アンコ」として下に引き、キャッチャーでターポリンを固定。
3ヶ所の陸棟に施工。
でも実は立て増しした家屋の上部が開いた事による下屋と壁の接合部からの吹き込みがいちばんの雨漏りの原因かと特定し、そこにも瓦を差し直しターポリン処理。
計五箇所を覆いました。
発災当初はずっと車中泊生活。
水が出るようになったものの、これからここで生活できるのかどうか、もうそんなに先も長くないし、どうしたものかと悩んでおられていました。
と言いながら、お昼の弁当、休憩時にはサンドイッチを準備下さり、有り難いやら申し訳ないやら、、、
今回の能登半島地震、本当に甚大な被害です。発災10日後に初めて珠洲に入り、最初は炊き出し。なれない包丁、果てしない玉葱切りやジャガイモの皮剥き。風雪が吹き荒れる避難所小学校の玄関前での炊き出し準備でした。水も電気もない拠点での生活。トイレもままならず。でも活動を終え2時間も車で走れば、何もなかったように普通にウォッシュレットが使える高速のパーキング。大阪の自宅に帰れば雨露を凌ぐ家があり、電気がつき、蛇口をひねれば当たり前のように水が出て温かい湯船につかれる。被災地での難儀が遠い過去のように、元の生活に戻れる。
一方、被災者さんは温かい炊き出しが食べれるようになったり、自衛隊のお風呂に入れるようになっても、自宅が壊滅し街全体がゴーストタウンとなった事実は何も変わらず。仮設住宅に入れた人でも、これからの生活設計は5ヶ月目に入った今なお全て未定。
そんな状況下で、ボランティアとして私は気安く被災者さんに「寄り添う」って言葉を使っていないか。ただ単なる私のエゴ、自己実現だけの事でボランティアをしているのでは。単なるマスターベーションに過ぎないのではとの思いが、脳裏を駆け巡る。
よく微力だが無力ではないと言います。本当にボランティアの精神って素晴らしいって感じます。でもその「無力ではない」という言葉に隠れてしまって、本当に難渋な方々の心の奥に横たわる哀しさが理解できているのか。
もちろん、分からなさを深めながらであっても、やらないより絶対に何かしら動かなければならないのは確かなのですが、、、
移り変わる季節を感じながら、真っ青の空の下での充実したイチニチでした。
Bチーム
メンバー 中井さん 辻さん(14時まで) 小関
活動場所 正院町
報告者は、13日午後より参加させていただいております小関です。よろしくお願いします。
今日は、以前も活動させていただいたお寺さんで、道路より奥への侵入路横のブロック屏の解体でした。
小関は、ハツリキ使用2度目、辻さんは、初体験でしたが、中井さんの的確なご指導により事故無く作業完了しました。
----------------
愛知人では活動を支援して下さる方を募集しています
チャリティーグッズについて: https://www.aichijin.org/charity
Comments