報告者: 大河内 元喜
岐阜県からボラ団体「KIプロジェクト」さん有志の方々が
社協へバスで支援に来て頂けました
その内の8人と「愛・知・人」5人で 浸水被害家屋へお伺いさせて頂きました。
多久市は標高差が有る所なので 被害は川沿いに集中しています
今回は その内の一件、縫製業を営む 80歳位のお父さん独り暮らしのお宅でした。
訪問してご挨拶をさせて頂き、お困り事の確認と作業範囲&作業内容等を確認・説明させて頂きましたが、慣れない事と大人数の訪問に緊張され ドギマギし何をドオしたら良いか、身の置き所もままならないご様子でした
これでは返ってお父さんの負担に成ってしまいソウでしたので「愛知人」女性メンバーに話し相手をして貰い、少しでも安心して見守って貰える様に配慮しました。
男では出来ない柔らかい優しい対応をして貰え、時間が経つにつれ 落ち着かれていくのが見てて分かりました☺️
このお宅は 息子さんとご友人達で一通りの対応はされたソウですが、何が正解か分からずに不安に成り 依頼をして頂いた様です。
土間に消石灰が厚く散布され そのせいで土の湿気が抜け無い状態でした
ご依頼箇所の和室の畳を上げ、壁や障子を汚さない様に養生してから 床板を外してみると 床下も湿気を持った同じ状態
メンバーと相談をして 石灰層と表土を撤去する事にしました。
活動中にお伺いした話ですと、40年程前にも浸水被害に遭ったそうです
それだからか 今回の薄い浸水土砂の下に もう一層違う層が有りました
流入土砂が少ないからと放置したせいで床下部材が傷み、根太もブニュブニュとしなる状態&束石の上に在る筈の束柱が何箇所も無く 自動車のジャッキで仮補修し 横柱も湿気と虫食いで腐って折れている箇所も有りました
少しづつ状況が見えてきたところに 新たにボラセンから5人の助っ人が入ってくださいました
その中に2人床下処理のベテランボラさんがみえたので 床下から隣の部屋へも入って頂き、他メンバーと一緒に処理を敢行しました。
隣部屋の床下は 消石灰を投げ入れただけの状態だったので 流れ入ったゴミも放置され 酷い様子でした。
作業が進むうちに「愛知人」赤池代表が社協職員さんと様子を見に着てくれたので 状況を報告し 対応を相談しましたら「床下補修もやっちゃいましょう!」との事で大工仕事も追加
依頼者様娘さんも着て頂いてたので 一連の流れをご説明し 現況を確認して頂いた上で これからの処置を説明させて頂きました。
たまたま「KIプロジェクト」メンバー内に大工さんがおみえだったので 部材を購入してきてからは 安藤さんとの2人にお任せ状態
キッチリ仕上げが出来ました
お昼頃に広島のデコトラ野郎山口さんが来てくれたので 排出した土やゴミも処理場へ持ち込みする事が出来ましたー
帰りしな娘さんとお父さんから名残惜しいお言葉を頂き、更にお父さんから「またお逢いする事も無いかも知れませんが、どうかお元気でご活躍ください。」と言って頂けました
「また逢える様に お父さんも元気で長生きしてねー」と手を振ってお別れしました
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