A班は、ブルーシートのはがれ補修でした。
瓦はアシスト瓦が代用できず防水テープで補修。 ブルーシートが完全に目くれ上がり瓦がない状態なので、まず古いシートをはがし、土嚢をUV袋に詰め替えて下準備。 キャッチャーを棟を跨ぎ設置して、棟を養生し、新しいブルーシートを野地板で固定し、土嚢をマイカ線で固定して完了。
S班
この日も鋸南町からの支援要請に応えるために 新宿で集合したメンバーと直行し、木更津ベースから機材を積んできてくれた 塩竹さん、かこさん、加藤さんらと鋸南町の社協で合流です。
1件目は社協から歩いて数分の2階屋根のブルーシートの補修。 家主さんは週末しか帰って来ないとのこと
コンクリート製の大きなプレート状の瓦?の 下がり棟部分と平瓦部分の2箇所が破損していました。 いつもの瓦と違い、滑らないのは良かったものの とにかく1枚が重い。 古いシートを養生に、棟に本シートを 平瓦部分は瓦を組み換えてアシスト瓦でカバー。 ※石巻や春日井から送っていただいたアシスト瓦です 13時までには完了しました。
2件目はADRA JAPANの方に地区長さんをご紹介いただき 近くのお宅へ。 蔵の屋根が高くて手をつけていらっしゃらないとのことでしたので まずは現場に赴きドローンで空撮してみると棟瓦と一部が破損している模様。 家主さんに画像を見せながら説明すると シート張りが必要なことを実感していただけたようで 今日できるだけやりましょうという話になりました。
母屋の方は応急処置のブルーシートで雨漏りは無いものの ちょうど娘婿さんが張り直しを頑張ってらっしゃいましたが 安全確保されておらず、1人では大変そうでしたので 急遽結成されたレディース隊がサポートに回りました。 蔵の方は男衆で対応です。
よく見ると、この屋根は竹で骨組みしてあり、 板ではなく藁をふいた上に瓦を乗せて漆喰で固めてあるようです。 一部に穴があいてしまっていたところは アシスト瓦+イソベ瓦(現地で作成するワンオフの瓦)で完了。 崩れた棟瓦を滑車を使って下ろし、土嚢を20個上げて 破風の部分にはシートを巻き込んで完了。
レディース隊も瓦を整頓してズレを無くし 瓦がそろわない部分を局所化してシートで覆い完了です。 娘婿さんは 「やり方が分からないからとても勉強になります」 と感心されることしきり。 さすが、レディース隊です。
途中、となりの家の家主さんも様子を見にいらっしゃって 「応急処置のシートやロープ、土嚢では不安」 「相談してよいものかどうか」 と吐露されてました。 一方で地区長さんも 「ニーズの対応の目処がたたない状況では相談にも乗れない」と。
お互いにおもんばかってしまう日本人のよいところでしょうが こういう時には一人で頑張りすぎないようにしましょうと お伝えさせていただきました。 また、行かなければいけないですね。
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