報告者:赤池
福島県沖地震支援12日目
4月1日 活動報告
メンバー計7名+桑折町一般参加ボランティアさん2名
本日も桑折案件。
1件目は既に陸棟の応急処置はされているが、シートが半分ずれている状態。
シート下の状況を確認の上、そのシートの上に養生ブルー、そして、本シート。
又、割れた平瓦10枚程を以前に瓦下ろしをした廃棄のお宅から貰ってきて差し替え。
皆がチームワーク良くそれぞれの役割を全う。
午前中に案件を終了。
午後は震災後、ずっと緊急避難で施設に避難していたが、どうしても自宅が良いとの事で今日帰宅。だが家の状態は外壁にヒビが入り、屋内もトイレの壁が倒れて使えない状況。
我々が緊急に現調に入り、いつ余震があり建物が崩れるかもしれないので、これはボランティアの作業範疇を超えているので、少し難しいとの判断。
しかし、どうしても盆栽の世話もしたいし、自宅で暮らしたいとの要望。
以前の震災でもなんとか自分でガムテープを貼ったりして暮らして来られた様子。
明日の安全より、危険があっても、今日残された命をどう生きるのか。年老いた被災者の方の残りの人生。非常に非常にボランティアとしては難しい判断でしたが、社協の方のそれでも応急処置をやって頂きたいとの要望を受け、隣のプレハブで寝泊まりはする事をお約束し、外壁にブルーシートを張り、室内に差し込む外光を遮断。
トイレに倒れていた壁も撤去して、トイレをとりあえず使えるようにしました。
私としてはもう少し、トイレの内壁も綺麗にして上げたったのですが、あまり綺麗になりすぎると、益々施設に入って下さらなくなるのでという事で作業を終えました。
最後に私が「お父さん、トイレなんとか使えるようになりましたよ」ってお伝えしたら、今日初めて心底から笑顔で、感謝の頭を何度も何度も下げておられました。
人の幸せって何処にあるのか、考えさせられる案件でした。
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