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忘れてはいけない年の会Part2(2012/11/24)報告書

当日は約70名の参加者が集まり、「ライブハウスVIO」のマクロビオテックの食事を頂きながら

とんぼの会の菅原さんが、お土産に持ってきてくださった宮城の日本酒「奥の松島」の乾杯で始まり有意義で楽しい時間となりました。 1.愛知人のボランティアの師匠 「鈴木貴之」さんの講演&写真展 2.矢本運動公園仮設住宅「とんぼの会」代表の 「菅原和子」さんのご挨拶と作品販売会 3.募金活動もされている愛知のバンド 「ハニーソルジャー」のライブ 4.現地でもライブを行った 「岩田暁」さんによる大正琴の演奏 5.募金活動に加え、現地でも演奏の支援を行い 「愛知人」のテーマソングも歌唱している「上田和寛」さんのライブ 6.青い鯉のぼりPJに進呈する「愛知人鯉のぼり」への寄せ書き

という内容で、とても盛りだくさんなイベントになりました。

1.鈴木貴之氏講演会 鈴木さんは、震災当時海外メディアや米軍海兵隊などの 通訳をされていたカメラマンで 、

現地の生の声を写真とともに伝えて くださいました。 テレビでは役所が何もしない!!等と 責められがちでしたが、 震災当時はどこもとっくに限界を 超えていて、 鈴木さんは 「自分が動かなくては」と たったひとりで避難所を 立ち上げたそうです。 「前例がないなら1例目を作ればいい」 と、被災されて困っている方の為に 動かれた行動力に胸を打たれました。 スライド写真は津波で流されていった家や車などの悲惨な状況が映されていましたが、 その写真の映像も、時間とともに少しずつ変わっている様子を見せていただきました。

 新しく作った手作りの避難所は救援物資も届かず、おにぎりひとつで過ごすような日々。 愛知人が初めて支援に向かったのもこの頃でした。 当時の支援は泥のかきだしや、空腹をしのいで頂く為の「炊き出し」でした。 震災から半年たった頃から少しずつ住民の皆様にも笑顔が見えだし、 12月には「演奏」「マッサージ」等の支援も受け取って頂けるようになり、 炊き出しにも「楽しみ」の要素が含まれるようになってきました。 住民にも笑顔が見られるようになったり、演奏の支援に涙を流され、

握手をしてくださる姿にも胸が熱くなりました。 この頃の写真を指して、鈴木さんはおっしゃいました。 「ボランティアなんて、固く考えなくていいんです。」 「あ、自分はこれが出来るからこれをしよう」 それでいい。 外国ではボランティアは 動詞として使われるそうです。 「I volunteer」「わたし、やるよ」これでいい。

 現地に行きたくても行けない人もいる。 そんな方でも、現地に家族や友達と旅行に行ったり、募金をしたり、 被災地産のものを購入したり、起こったことを忘れずに 友達や家族と話をするのも意味があると教えていただきました。


2.「とんぼの会」代表菅原和子さん挨拶 ご自分の作品でとても可愛い赤い毛糸の帽子をかぶって いらっしゃいました。 プレゼントしてもものすごく喜ばれる「おしゃねご」 毛糸の帽子やアクセサリーなど 現地の方がココロを込めて作った作品は、 多くの人の手にわたり、人々を笑顔にさせています。 そして作る楽しみは、生き甲斐になってきたそうです。 購入も出来ますので是非、興味を持ってくださった方はお買い求めください!! また「とんぼの会」では現在「毛糸」の支援も呼びかけています。 ご支援頂けたら嬉しく思います。

↓「とんぼの会」公式ブログを是非ご覧下さい。 http://ameblo.jp/tombonokai 3.「ハニーソルジャー」のライブ 愛知人メンバーでもあり、 名古屋で募金の呼びかけをしながら活動しています。 プリプリやリンドバーグ等、元気の出るナンバーを、 熱唱して下さいました♪ 可愛くてカッコ良くて会場の皆様も盛り上がっていました。

4.「岩田暁さん」の大正琴演奏 暁さんの奏でる大正琴は優しく心に響く音色です。 愛知人メンバーとして、 2012年5月に現地でも演奏をしてくれました。 当日参加が決定したので、急きょ演奏をお願いし ユーミンの名曲「春よ来い」などの演奏にうっとり 聴き入りました。

5.「上田和寛」のライブ 「愛知人」のテーマ曲を歌唱してくれている大阪在住のシンガーソングライターです。

現地にも2度足を運び、伸びやかで素敵な歌声は 東松島にも多くのファンが! 菅原さん、愛知人赤池代表のリクエストに応えての 「大空と大地の中で」「生まれ来る子供達のために」 は、鳥肌ものでした。 愛知人のテーマ曲「aichi-jin愛を知る人々」も、 最後はみんなで大合唱となり、とても胸に響きました。 アンコールに応えて歌ったオリジナルソング 「手紙」では会場中からすすり泣く声が聞こえてきました。http://www.youtube.com/watch?v=zFgu_RXb9Os

 鈴木さんではないですが、誰もが「無理だ」と決めてやらなかったことを 「自分」を「明日」を信じて挑戦し続けています。 その姿に「復興」への光や希望を強く感じるのです。 ただ、純粋に信じて、そしてそれに向かって「運命」も微笑まざるを得ないほど 努力し頑張る。そんな姿に本当に感動しました。 現地でも彼の演奏に、住民のみなさんは涙を流し、笑顔になってました。 彼の「歌声ひとつ」で、多くの人の心を突き動かす。 これは本当に凄いことだし、彼とともに活動出来ていることに感謝します。

 12月12日、無謀と言われているZEPP NAMBAでの挑戦が行われます。 是非、こちらもいらして頂けたら嬉しく思います。 youtube等でも演奏姿が見れますので、下記HPや検索等してみてください http://www.uedatakahiro.com/index.html また、上田さんからはCDの売上の一部と、ストリートやライブ活動で集まった ファンの方からの暖かい気持ちということで、3万円の寄付をいただきました。 今後の愛知人の活動に変えて、皆様の思いを届けたいと思います。 この場をお借りして御礼申し上げます。

6.青い鯉のぼりプロジェクトに参加すべく制作した「愛知人@鯉のぼり」の寄書き

源Callingの岩田さんに紹介いただいたデザイナーの 「しのぶさん」に書いていただいた5mの 「龍になる鯉のぼり」は、 老舗メーカーの「わたなべ鯉のぼり」さんで制作。 渡辺社長からは震災孤児が集まる「子供園」の為に 図書券と共にもう1匹の緑の龍の鯉のぼりを プレゼントしていただきました。 皆さんに、寄せ書きをしていただいた鯉のぼりが 来年5月、大曲の空で みなさんの想いを乗せて泳いでくれることも楽しみです。 http://www.facebook.com/aoikoinobori

 これからの支援は現地の方とともに支え合っていくことだと思います。 実際、今では現地の方が進んで私達のお手伝いをして下さり、 とんぼの会代表の菅原さんは、毎回私達のお食事を作ってくださいます。 現地に支援のつもりで向かった私達は皆、東松島が第二のふるさとになり、 帰りたい場所になっています。

 もし、行ってみたいけど…。と迷ってらっしゃる方がいれば是非、 一度でも足を運んでみてほしいです。 観光も大事な支援。素晴らしい場所やお食事もあるところなので、是非!!

 また、愛知人は「現地には行けない方」の気持ち(募金・助成金等)に支えられて 活動が出来ています。 現地に行けなくても、活動費込みのBBQや飲み会、駅伝に参加したりと、

名古屋を中心にいろいろな活動を行っています。 こちらをご覧になって、 少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。

 まだまだ、本当の意味での復興には 時間がかかりますが 鈴木さんのお言葉「やらないなら、やる」 愛知人のコンセプト「伝え・広げ・届けよう」の 気持ちで、 現地の方と共に歩んで行けたらと思います。

最後になりましたが、忙しい中当日ご参加くださった皆様、 本当に素晴らしい時間をありがとうございました。

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