2012年10月25日

第9回東北支援活動の報告書

9回目となった今回の活動は、主に地域住民の方によるイベントへの参加になりました。

1日目は、アウトドア義援隊の宍戸氏の紹介で、向かった先は現地NPO法人 「児童養護施設支援の会」(震災孤児43名のうち14名を支援している団体)が

それぞれの活動後、全員で大曲浜の海苔工房見学をしました。 この地区の海苔は品評会で6年連続優勝した「皇室献上の海苔」として 活気ある浜だった大曲は、家屋も工場も壊滅状態になりましたが 今、復興にむけて前進中。海苔工場は国の補助金で立て直しが進み、 今年11月には震災後初の海苔の種付が行われ、来年には大曲の海苔が復活します! 訪れた漁港では、揚がったばかりの鮭を船の上で1匹さばいていただき、 5腹のいくらと共に極上のお土産を頂いてしまいました。 翌日の朝食でイクラ丼とあら汁、そしてBBQでチャンチャン焼きにして美味しく頂きました。 宮城県漁協矢本支所の海苔漁師さん達が サポータズクラブ(http://ohmagarihama.jimdo.com/)を発足し、 自力で頑張っている大曲の方達への応援を今後も進めていきたいと思います。

3日目は、今回遠征のきっかけとなった神社の炊出しでした。 前回のカラオケイベントの会長さんが 石巻市の「鹿嶋神社」の宮司さんであり、前回のカラオケイベント時に声を かけていただき式典で炊出しをしてほしいとの依頼で遠征が決まりました。 被災し、傾いた神社からかろうじて残ったお社と寄付名簿 の板を使い、高台に移転新築。山車を引く子供たちの元気な姿に 復興への一歩を見た気がしました。 そしてその記念すべき日に「炊出し隊」として参加出来たことは、 私達にとっても本当にうれしく、心に残る日になりました。

そこで今回のメンバーの発案で、1月に地元愛知県で行われる駅伝に 参加することにいたしました。 その話を現地の方にしたところ、たすきは東松島の方々がメッセージを書いた物を 送ってくださるとのこと。東松島の方の思いと一緒にその思いを「広める」ため走ります。

11月には「忘れてはいけない年の会Ⅱ」を開催します。 現地にはいけないメンバーや友人・知人を誘って、東松島の現地ガイド鈴木さんと 「とんぼの会」の代表菅原さんを招いて講演会、また上田さんと地元メンバーの バンドのライブを含めた会で1人でも多くの方に「伝える」活動をしていきます。

そして、その会の中で大曲浜の「青い鯉のぼりPJ」に進呈する オリジナル鯉のぼりの鱗に参加者に寄せ書きをしていただき、皆の気持ちを「届け」ます。

「広めよう・伝えよう・届けよう」をコンセプトに、 これからもいろんな形の支援を考えていきたいと思っています。 <活動内容> 1.現地ボランティア「アウトドア義援隊」と協調し児童福祉施設の一部解体及び遊具制作 2.関の内南仮設住宅でマッサージ。まごころプロジェクトで集まったハガキを手渡し・お茶飲み会 3.東松島市矢本運動公園仮設住宅での地域住民によるバーベキュー大会に参加 4.石巻市「鹿嶋神社」の落成式・秋季祭典に炊出し参加 5.被災地視察

<参加メンバー> 男性3名 ・女性4名 <活動先> ・東松島市矢本運動公園応急仮設住宅 東・西ブロック(約400世帯・ 1000人) ・東松島市関の内南仮設住宅 ・東松島市野蒜地区「こども園」 ・石巻市「鹿嶋神社」 石巻市桃生町樫崎字東舘69-1  担当:宮司 榊田三男氏

<活動詳細> 1日目 ●アウトドア義援隊との協調により、野蒜地区の児童養護施設「こども園」で トイレの解体・遊具制作・草むしり(5名) ●関の内南仮設住宅でマッサージ・はがき配布・お茶菓子を持参しお茶飲み会(2名) ●海苔工房の太田氏ガイドによる大曲浜と海苔工房見学 2日目 ●矢本運動公園仮設住宅の清掃(先日の台風で落ちた松ぼっくり拾い・ドブ清掃) ●自治会長宅で、奥様手製の漬物とお菓子でお茶飲み会 ●自治会の方と共にバーベキュー大会開催(約100名参加) 愛知人:焼そば・五平餅・焼肉   とんぼの会:豚汁 ●整体師によるマッサージ実施 ●児童養護施設「こども園」・野蒜~東名地区視察 3日目 ●石巻市「鹿嶋神社」の落成・秋季祭典に炊出し参加(五平餅・豚汁)

                                     以 上

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