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2/22~23 ブルーシート張りの講習会(千葉県)

今回は、JVOADさんと千葉県からブルーシート展張講習会の講師として招かれたので千葉県旭市に伺いました。 出席者は赤池さん、小島さん、加藤。 場所:旭市図書館 1日目 13:30〜16:30     (参加者:35名) 2日目 AMの部 9:00〜12:00     (25名) PMの部 13:30〜16:30     (12名) 構成は概ね以下の3部制で行いました。 第1部:愛知人とは 第2部:ブルーシートの張り方 第3部:ロープワーク及びブルーシートの張り方

コロナウイルスの事もありますので、受付け時にマスクの配布及び除菌スプレーを設置して対応をされてました。 いずれの日程も愛知人の講演会としてはこれまで過去最高の3時間という長丁場でしたが、赤池さんの熱い気持ちに消防の方々も初めは緊張されてましたが、段々と打ち解けてきて、ブルーシート張りの実践の段階では、質問もたくさんしていただけました! 皆さんからの質疑を各回ごとでまとめましたのでここに記録として残させていただきます。なお、講習会では愛知人として伝えたい事として、被災地域の復旧復興に不可欠な三点を強調して説明しました。

1.地域コミュニティ 2.地域単位での防災意識 3.行政、企業、民間の災害前からの連携1日目の主な質疑

○土嚢袋を連結して繋いでも良いんですか? →基本的には1対にして下さい。どうしてもという時は、棟を越えた反対側の土嚢に縛った上で、土嚢袋を野地板にワッシャーなどで固定します。 ワッシャーが無い時はマイカ線を小さく切って2つ折りにして代わりにします。○ブルーシート(BS)の下の状態がわからない時はどうしてるのか?BSの上から瓦がないことをわかる様なマーキングとかするのか? →我々は極力BSを小さくすることを心掛けているので、先ずはBSを全部剥がして、下の状況を確認して、生きている瓦は寄せ集めてエリアを絞ってそこにBSを貼る様にしています。社協の方から一言コメントを頂いた。 「今回の台風では2/3の社協が屋根の案件を断っていたのを反省しているので、危ないから断るんではなくて今後は広い範囲で連携して他県の瓦屋さんと連携するなどしてサポートしていきたい。 また、消防の人達ともコミュニケーション取る目的で今回参加した。」赤池さんからは住民のニーズをしっかり聞いてあげてほしい。困りごとを色々とたくさん聞いてほしい。と返答。2日目午前の部の主な質疑 ○ 老朽化した家の見極めは? →棟の状態をみて予測してから実際に登ってみて目で見たり足の感覚で確かめてよほど危険な場合にはその旨を家主さんに説明します。○屋根の上に一度に何人くらい乗りますか? →4、5人です○太陽光発電の家は? →千葉ではほとんど依頼がなかったが、太陽光発電の下は概ね大丈夫な場合が多く、設備の上側までと設備の下側からまた張っています。なお、設備は帯電してるので絶対に触らないで下さい。○昔の家は大きいのでブルーシートが足りない時があるんだけど、どうしたら? →基本的には下から張っていきます。瓦の様に上から来た水が染み込まない様に重ねます。また、合わせる部分は上から来たブルーシートの野地板で挟み込みます。2日目:午後の部○物をあげる時にひっかかったりする恐れがあるけど、どうしてるのか? →完全固定された梯子に滑車をかけてそこにロープを通してかよいバケツと繋ぎ、また別のロープを手提げ部に結ぶことで斜めに引っ張って上げられる。○これまででヒヤッとしたことはなんですか? →幸い、人が落ちたり怪我をした事はないが、やはり物を落とすことが1番ヒヤッとする。特にインパクトドライバーは重いので落とした際に万が一人に当たったら非常に危険。なので、落下防止紐などで防止している。○土嚢袋の間隔はどれくらいですか? →だいたい1メートル間隔を目安にしている

○風の強い日は危ないと思うが、おおよその目安はあるか? →風速10m/sを目安にしてるが、突風などもあるため、それより弱くても現場で判断して中止にする場合もある。最後にJVOADさんから、こういう講習会を有効活用して、日頃から関心を持っていただけると嬉しいとはなしがあり、今後、県外からのボランティアの方々がいなくなったことを想定して、千葉県民が自ら実施できる様にしていきたいので、千葉南部災害支援センターのボランティアに登録してもらいたい旨のお願い事項で幕をとじた。講習会は、3時間を3回実施すると言うかなりハードなスケジュールでしたが、この講習会を聞いた方の中からほんの少しでもボランティアに興味を持ってくれる人が現れて、ボランティア登録をされると良いなと思いながら鋸南町に向かいました。

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