報告者:木曽
台風19号20号災害支援活動報告です。
前回に引き続き、新型コロナ感染拡大防止を講じながら 千葉県富津市災害ボランティアセンターに寄せられたニーズ対応を行ってきました。 天気は曇り。思ったより暑くないですが 風が強く、シート張りには注意が必要です。
1件目 家主さんは60半ばを過ぎた一人暮らしのお母さんでした。 日に焼けた活発な方で、 ご自身でもアチコチ補修してるが、さすがに屋根上は出来ないので、 台風が来るまでに直して欲しいとのこと。 平屋だてのブルーシート張り直しと物置小屋の屋根補修でしたので二班に別れての作業。 ブルーシート側は 瓦を組み換え、アシスト瓦を使って カバー範囲を局所化した上で 土嚢が破れ草が生えていたので積め直し、 前のシートを養生にして 新しいシートで張り直しました。 物置小屋は 裏に放置してあったプラスチックの波板を発見(正確には発掘して)洗浄して、 穴の空いた屋根を補修しました。 午前中で完了し、お茶やキュウリでもてなしていただきました。 お母さんは廃業された 元ブリーダーだということで 今は繁殖用にがんばってくれた犬たちを看取るために暮らしているとのこと。 切ない話ですが、 その思いが全うされることを祈るのみです。
2件目 85を過ぎた一人暮らしのお母さん。 耳が遠く、ご高齢なので、ご近所さんや 萩生の地区長さんが色々心配りされてるとのこと。 当初に自衛隊さんに張ってもらったシートが飛び、 次にボランティアが張ったシート(キャッチャーのみ、土嚢無しか?)も破れ、バタバタ音がひどくなって、いつ落ちてくるか心配で業者に取り除いてもらったから、 とにかく、バタつかず、落ちないようにして欲しいとのこと。 萩生港のすぐ近く。道が狭く、それでいて人通りはある中で安全を確保しながらの作業。 三連梯子でなんとか上がると 下がり棟が少し崩れてるのと、瓦が三枚割れてる程度。 高い2階屋根の軒先にアンカーを打ち 固定した梯子にプーリーをかけて ひたすら土嚢を持ち上げ、 キャッチャーとマイカ線での亀甲縛りまでやって ガチガチに施工して完了しました。 ご近所の方と地区長さんにも写真を見せて報告したところ 「こんなにガッチリやってもらえてありがとう。これで安心だ」と言っていただいたので 家主さんだけでなく地区の皆さんにも なんとか役には立てたと思います。 また、お母さんには歩くのも難儀な中、 玄関まで出てきてコーヒーをいただきました。 また、 今回参加いただいた方々、ありがとうございました。
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