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2021/10/6 令和3年8月豪雨(武雄市)

報告者:了戒


▪︎活動内容

おもやいボラセンのマッチングに基づき、乾燥状況計測作業3軒、乾燥確認&床板貼り畳入れ作業の計4件を対応させていただいた。


①乾燥状況計測作業

一軒目は、以前愛知人が床貼りや玄関に簡易スロープを作らさせていただいたお宅にて含水率計測。

住民様とお話しすると、最近は夜が冷え込むので、早く床や畳を敷きたいとのご要望であった。

人通口が狭く奥まで行けないため、手が届く場所で測り、各箇所とも乾燥が進み20%以下であった。

この結果にて、おもやいの今後の支援方針が検討、実施される。


二軒目は、初めてうかがうお宅で、かなりの広さであった。

大工さんが入っていて修理が進んでいる中での計測。

作業前に、住民様から「もう乾いているでしょ」とのお言葉。

潜って、全ての部屋毎の床下を計測すると北や東に位置するフローリングが剥がされていないお部屋の数値がまだ高く、その結果をお伝えすると、激しく落胆された。

今回計測した結果で、おもやいが次の乾燥促進案をもってうかがうとお伝えした。


このような時に、どのように状況を住民様にお伝えすべきかは悩むが、事実を伝え、その状態に対してできる支援がある事をお話しして、少しでも心の負担が減って欲しいと願いながら接している。

その接し方でいいのかは、わからないが、常に考え続けることが大事と信じて活動。


三軒目も、かなりの広さのお宅。ここも初めてうかがう現場。

着くと今から南側和室に畳を入れるとの事で、床板の隙間から計測だけして乾燥している事を確認できたら、すぐに畳が入った。

ここでも早く畳や床をもとに戻したいとのお言葉があった。


潜って全ての部屋毎の床下を計測。

やはり北側の狭まった場所は、まだ高い値であり、また閉め切られた洋間がありその下も高かった。

そして、1メートル四方ぐらいの場所に水が6センチ溜まったままであった為、抜く作業はボランティアで可能をお伝えした。


計測作業を終え、結果をお伝えしながらお話しをうかがう時間をとった。

このお宅で暮らされている方々から、もう終わりにして床や畳を敷いていこうというお考えや、水は抜きたいという思いなどを聞かせていただいた。この場で決論を急ぐ必要はないことをご理解いただき、計測結果と水が溜まっている件をおもやいに伝え、住民様への今後の対策案を提出してもらうとした。


②乾燥確認&床板貼り畳入れ作業

前記の3軒目を終えておもやいに帰りつくと15時半。もう一件マッチングしてもらい、他のおもやいボランティア1名と現場へ。ニーズは、乾燥状況確認して畳入れ。


まず、お話しをうかがうと、乾いてなくてもいいので、とにかく早く畳を入れてほしいとのお気持ちを強く伝えてこられた。畳があげられ床板も剥がれた光景はもう見たくない、おかしくなりそうとのお言葉。


計測すると、30%前後の場所もあるがお気持ちを優先すべきと判断し、8畳間と6畳間について、床板を敷き直し釘を打ち、畳を入れた。


これで安らいで元の部屋で寝れますと安堵されたお顔で、お見送りいただいた。


なにを大切にすべきかを考えながら、作業を進めた1日であった。




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