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2023/06/21 令和5年台風2号(沼津市)

<活動概要> ①乾燥確認1件 ②その他(現調)

<活動詳細> ①西添町M様宅にて、乾燥確認を実施。

送風機を置いて乾燥させたいというご要望でお伺いした。事前情報として壁も確認必要とされているお宅。

点検口が一箇所開いていて、その付近から見ると、布基礎は湿っているが乾燥は進みつつあると見受けられた。含水率は22%で問題無しとした。 この数値は乾燥OKとするレベルであるが、後述する理由で今回送風機を敢えて設置した。

事前情報に基づき、壁を確認すると一見するだけでかなりのダメージが分かった。白カビ発生、ベニヤのめくれ、巾木の剥がれ、壁そのものの変形、巾木と壁の間のカビ、高い含水率(木材で40%、石膏ボードで60%超)など。2年前の水害では修繕はしていない壁とのこと。 事前情報では、住民様は床下乾燥だけしたくて壁のことはぜんぜん気にされてないということであった。

今回、伺ってきたお宅の中では一番状況が悪く、健康被害が発生する危険を強く感じた為、敢えて現状をそのままお伝えすることにした。 白カビを見た時に、あぁ・・というなんともいえない声を発せられて、一気に気落ちされた事がわかった。 そこからは、壁の状態が悪い場合にどのように対処していくかを、過去事例の画像などを用いて説明して、理解していただけるように努めた。 ある時点で住民さんが心を決められたようで、お付き合いのある大工さんに連絡し相談を始められた。そして、電話をかわりボランティアとして出来ること、今後調整していくべきことを大工さんにお伝えした。

今後は、住民さんと大工さんの間でいつ、どんな施工にするかを話合われて、施工前にボランティアがなにをどこまでやるかを決めていく事になる。そこの決定には社協さんの判断が入るようにしていく。 そのもろもろの決定までに日数は要すると思われるので、屋内の空気循環のためにも開口部近くに送風機を敢えて設置した。

今回の沼津市水害対応では、床下乾燥がまずターゲットであるが、このように2回の水害での潜在した問題が顕在化してくるお宅も今後出てくると思われる。 社協さん、まめっ隊さんとも情報共有を漏れなく行い、問題が埋もれる事なく、被災者さんに手が差し伸べられるように活動していく。

②その他(現調) 発災当初に赤池さんが訪問し、送風機を設置されたお宅に伺い、希望されている今後の消毒実施の調整と点検口の数や床下の高さの確認を実施。

前回、乾燥状況確認で訪問した時より乾燥は進んでいたので、消毒に進んで問題なしと判断。床下の高さもギリギリであるが入れると判断。

今度の日曜日に、人数をかけて床下、床上、壁を消毒することなりました。 参加される方々、よろしくお願いいたします。


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