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11/3 令和元年台風15号・19号(富津町)

富津社協に寄せられるニーズは数も減り、住居以外の倉庫や別荘なども含まれることが多いところ、住宅を優先して対応。

朝は一日中曇りの予報だったが、途中から霧のような雨。シートを剥ぎ、養生してしまったため、続行。

シートは貼ってあったが雨漏りがするというので、開けてみると棟が広範囲に失われて割れ瓦も放置されていた。斜面の一部は大きく瓦が失われて、面的な対応が必要。


棟、斜面破風側、斜面で面的に失われた部分に養生を施し、両斜面に大きくブルーシートで覆う。固定は、破風の片側は野地板ビスどめ、斜面中断にキャッチャー、末端は野地板に土嚢。棟の上に土嚢。縦の両端に土嚢。

傾斜は標準的であったが、光沢のある瓦である上に、溢れた土に霧雨による湿りが加わり、滑りやすく、移動に難儀した。しかも、載っていた土嚢が極端に重く、中には20キログラムの砂袋をそのまま入れたものがあり、然もUV仕様でない土嚢が使われていてすでにぼろぼろ、UV仕様への入れ直しを迫られた。


しかし、50台の奥さんの話に驚いた。リフォーム屋さんにブルーシート張りを頼むとガムテープで留めて、素人目にも飛ぶな、と思ったら、案の定、飛んで再度頼むも、やはりガムテープ。仕方なく自分で二階から土嚢を運び上げ、ブルーシートに載せたという。よく分からなかったので20キロの袋入りの砂をそのまま、市の支給の土嚢袋に入れたという。それでもブルーシートが飛ばされたので、86歳の腰の曲がったおばあちゃんも屋根に登って直したという。社協に頼んだら200軒待ちと言われたが、来てくれて嬉しい、と繰り返し語っていた。


屋根の作業においては、ベトナムから来てくれた女性が、時間ギリギリまで、インパクトでネジ留めをしてくれた。日本人でも屋根作業に取り組んでくれる人も限られる中、こんな人達がいることはありがたいです。



愛知けん君_吹き出し付.png
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